チョコが白くなってる!?ブルームが起こったチョコレートは元に戻る?その方法とは?

白くなってしまったチョコは戻る?

大切に食べようと取っておいたチョコレートが白くなっていてショックを受けた経験はありますか?

食べることはできるけど味も見た目も悪くなっているのでできれば美味しく食べたいですよね。

今回はこの白いものは何なのか?戻す方法はあるのかについて解説します。

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なぜ白くなるの?

チョコレートの表面が白くなる現象をブルームと呼び、チョコレートの劣化状態の一つとされています。植物や果実につく白い粉をブルームと呼ぶことからこう呼ばれているようです。

ファットブルームを起こしたチョコレート

ブルームの種類としては2つあります。
①ファットブルーム
チョコ中の脂肪分が浮き出ているもの。
②シュガーブルーム
チョコ中の砂糖が浮き出ているもの。

ファットブルームとは

指で触ると消えるor薄くなるもの
チョコレートに含まれる油分は28℃前後で溶けはじめ、さらに温度が高くなると、分離してチョコレー トの表面に浮き出てきます。
これが冷えて固まると、ブルームになるのです。主に暖かいところで保存しておいた場合に起こります。

シュガーブルームとは

指で触ると少しざらつきがあり消えないもの
チョコレートに含まれる糖分がチョコレートに付着した水分に溶け出し、表面に浮き出てきます。
主に冷蔵庫などで冷やすなど、温度変化があったときにチョコレート表面が結露してしまう事で起こります。主に低温で保存しておいた場合に起こります。

そう、チョコレートは意外とデリケートなんです。
適切な温度での保存が難しいという方は野菜室での保存がおすすめ。
冷蔵室よりは温度が高く、一定した温度の為結露も生じにくいです。

ブルームが起きたチョコレートは元に戻る?

ここまで白くなる原因を書きましたが、ファットブルームの場合は戻すことが可能です。
残念ながらシュガーブルームは砂糖が完全に分離しており元には戻せません

ファットブルームを戻す方法とはテンパリングです。
大まかな流れとしては
①チョコレートの温度を40~45℃程度に
②その後チョコレートの温度を27~28℃に
③再びチョコレートの温度を30℃に
というもの。
聞いたこともあるかもしれませんが、一般的には少し手間のかかる作業ですよね…。

今回は少し簡単なレンジでやる方法を紹介!とはいっても温度計は必要です…笑

①チョコを刻み、2/3をレンジで様子を見ながら温めます。
 この時ワット数は500w程度がおすすめ。
 余り高いと一気に溶けて焦げてしまう事があります。
②溶けたら温度を測り45℃程度になるまで様子を見て温めます。
③ここで残りのチョコ1/3を投入し混ぜながら溶かします。
④しばらく混ぜて、30℃になったら完成!

どうですか?これならできそうな気がしませんか?

それでもめんどくさい!という方は生チョコやガナッシュといった
溶かして何かに加えるお菓子に使ってしまいましょう。問題なく使えますよ!

参考までに簡単な生チョコレシピもご覧ください

私がおすすめのチョコはこちら

まとめ

・白くなる原因は2つある(脂肪分が出たものと砂糖が出たもの)
・ファットブルームならテンパリングで戻る
 または生チョコやガナッシュなどに加工する

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