動物性クリームより安価で、使いやすい植物性クリーム。
皆さんはその原料をご存じですか?今回は植物性クリームについてのお話です。
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植物性の脂肪と聞くとあまりイメージしづらいかもしれません。
植物性脂肪は、植物からとれた油脂を原料としています。植物の油と聞くと透明なイメージが強いかと思います。
あの白さは乳化した状態で、植物油脂に乳化剤などを加え、クリーム状に加工したものが植物性のホイップクリームです。生クリームほど重くなく、さっぱりした味と色の白さが特徴です。
乳の風味が無い(製品によっては少し付いている)ので牛乳が苦手な方などでも植物性のクリームは大丈夫という人もいるかもしれません。
また、動物性のクリームに比べ安価で、賞味期限も長いです。
原料となるものは?
ヤシ油、パーム油、なたね油、大豆油が主要な原料となっています。
その他、ビーガンフードで注目されているココナッツオイルでもホイップクリームにする事が可能です。
缶詰と電動ホイッパーがあれば簡単にできるので興味ある方は作ってみてください。記事の最後に作り方を載せておきます。
植物油脂の特徴
植物性ホイップには主にヤシ油、パーム油、なたね油が使用されているということが分かりました。
さて、これらの原料によって違いはあるのでしょうか?
調べてみると油脂によって以下の特徴があるようです。
このように油脂によって様々な特徴があり、例えばパーム油を使用し口に入れた瞬間溶けるクリームにしたり、ヤシ油を使用しあっさりとした後味などを表現したりできます。
また組み合わせることで、バランスの良い製品を生み出すことができ、一概に植物性クリームといっても、製菓・料理向けに販売されている商品には様々な工夫がされています。
おまけ ココナッツホイップクリームの作り方
■ココナッツホイップクリームの作り方
①ココナッツの缶詰(400mL)1つを良く冷やしておく。
作る前日くらいから冷やしておくのがベスト!
②缶詰の個体部分だけをボウルに取り出し、
液体シロップまたは蜂蜜(大さじ1) を加え、電動ホイッパーで混ぜます。
③お好みの硬さになれば完成です!
ポイント
・冷やす事できれいに脂肪分が分離します。
・甘さはお好みで調整してください。
・混ぜ始めが硬いので電動ホイッパーかフードプロセッサーがおすすめ。緩めに作りたい場合、缶に残った液体部分を少し足して混ぜてください。
植物性油脂の加工方法などについてはまた機会があれば書いてみたいと思います。
まとめ
植物性のクリームはヤシ油、パーム油、なたね油、大豆油が主要な原料となっている。
油脂によって様々な特徴があり、お菓子の風味や口溶けに変化を与えることができる。
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