少量で買うと高いので、ついつい大容量を買ってしまうナッツ類。
でも気づくとなんだか風味が落ちている、パリッと感がなくなったなどの経験はありませんか?
今回はナッツ類の正しい保存方法についてご紹介します。
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開封後はどれくらいもつの?
まず、ナッツ類は主に賞味期限がつけられた商品です。
これは開封前まではこの期限までおいしく食べれるという期限であり、開封後は基本的な食品同様にお早めにというのが普通です。
ナッツの場合水分量が少ないので他の食品よりは日持ちがしますが、おいしく食べるという意味では1か月以内を目安に食べきるほうがいいでしょう。
(もちろん保存状況によってもっと早くいたむ時もあるので、使用する前に確認することをおすすめします)
賞味期限について
意外と知らない人もいるので念のためおさらいしておきます。
賞味期限:「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」比較的いたみにくい食品に表示されています。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
農林水産省HPより
消費期限:「安全に食べられる期限」お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
たまに、賞味期限がついた食品にも表示されていないだけで消費期限があると勘違いしている人もいますが、そうではありません。
日持ちがするもの=賞味期限、日持ちがしないもの=消費期限と名前が変わるだけで別々につけられているわけではないそうです。
※どちらも開封すると書かれている期限が無効となるので注意!
さて、話がそれましたが、どうやって保存しておくのがいいのでしょうか?
保存方法
湿気を避ける
ナッツ類は基本的に乾燥した状態で売られており、水分量がわずかのため水分を吸いやすい状態となっています。そのため、湿気はナッツ類にとって大敵です。
開封後は必ず密閉容器に入れるか、空気を抜いてきちんと封をして保存しましょう。
また、開け閉めが多いとその分湿気を吸いやすくなります。できるだけ小分けにして保存することもおすすめです。
私はジップロックに小分けにして空気を抜いて保存しています。
酸化を避ける
もう1つの大敵は酸化です。
空気中の酸素がナッツに含まれる油脂とくっつくことで、風味が劣化してしまいます。こちらも空気に触れさせないことが重要ですが、どうしても開封後が空気に触れた状態となります。
そのため、酸化を進みにくくさせることが重要です。
酸化を早める要因は光と熱です。
よく冷暗所で保存などを目にしたことがあるかもしれませんが、酸化を嫌う食品にとって冷暗所で保存というのは酸化から守るうえで重要です。
また、ビタミン類などの栄養素も冷暗所に入れておくことで守ることができます。
冷暗所とは、一般的に温度15度以下で、光の当たらない場所です。
家庭内では冷蔵庫が一番近い環境だと思います。ただ、冷蔵庫で保存する注意点として、他の食品からのにおい移りや、冷たくなりすぎると出したときに結露するため、湿気を吸いやすくなることです。
冷蔵庫から出したナッツは、容器からすぐに出さずにある程度室温に戻してからがおすすめです。
さらに保存期間を延ばすには?
1か月以内で食べきるのは難しいけど、もっと日持ちをさせたいという方もいると思います。
そういう方には冷凍保存やはちみつ漬けにするという手もあります。
冷凍保存する場合は同じくジップ付きのフリーザーパックなどで空気をよく抜いて保存します。
冷凍することで空気との反応をほぼ止めることができるため長期保存も可能です。また、使用する際も水分が少ないため凍ったまま使用できます。
※水分量の多めなナッツ(カシューナッツなど)は食感が変わることもあるので注意しましょう。
はちみつ漬けは、ナッツがはちみつに完全に漬かるまで入れ密閉しておきます。
パンケーキやヨーグルトなどへのトッピングや、ちょっとしたおやつにもなるためこちらもおすすめです。
もしも湿気・酸化させてしまったら…?
気を付けてたけど湿気させてしまった、酸化させてしまった場合復活する方法はあるのでしょうか?
① 軽く焼いてみる
フライパンやオーブン、トースターなどで軽くローストすることで水分が飛びカリっと感が戻ります。また、香ばしい風味も付くため多少の酸化臭も和らげることができます。
② 細かく砕いて料理に使う
砕いて料理に用いることで、湿気や酸化臭が気にならなくなります。サラダのトッピングや揚げ物の衣、焼き菓子の上にアクセントとして散らすことにも利用できます。
私はよく古くなったナッツ類を軽くフライパンでローストし、そのままキャラメルであえてキャラメルナッツにしています。カリカリで一瞬でなくなります笑
これらの保存方法を参考に、おいしいお菓子へ変身させましょう!
まとめ
ナッツの正しい保存法
湿気と酸化を避けるため密封して冷暗所(冷蔵庫)で保存しましょう。
開封後は1か月程度を目安に食べきり、長期保存なら冷凍かはちみつ漬けなどもおすすめ。
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