お菓子作りにおいて重要な小麦粉。薄力粉、強力粉など種類がありますが、開封後はどこにしまうのが良いか理解していますか?今回はその保存方法についてご紹介します。
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小麦粉の種類
小麦粉には薄力粉、中力粉、強力粉など種類がありますがどう分けられているかご存じですか?実はこの種類も保存方法にかかわってきます。
たんぱく質の量で分類されている
小麦粉のたんぱく質からはグルテンという粘りや弾力の元になる物質が出来ます。このたんぱく質量によって小麦粉の種類が分類され、たんぱく質が少ない順で薄力粉→中力粉→強力粉となります。
たんぱく質(グルテン)が多いものほど早く痛むので保存期間には注意しましょう。
特に開封後は賞味期限にかかわらず早めに消費することが大切です。
賞味期限:「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」比較的いたみにくい食品に表示されています。この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
農林水産省HPより
消費期限:「安全に食べられる期限」お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
たまに、賞味期限がついた食品にも表示されていないだけで消費期限があると勘違いしている人もいますが、そうではありません。日持ちがするもの=賞味期限、日持ちがしないもの=消費期限と名前が変わるだけで別々につけられているわけではないそうです。
※どちらも開封すると書かれている期限が無効となるので注意!
保存する場所
基本的にいずれも密封して常温保存が基本です。
↑こういう容器もあるみたいですね!
もし、夏場などで高温多湿の環境下の場合のみ冷蔵保存がおすすめです。
ただし、冷蔵保存する場合は室温との温度差で結露を生じ、水分を含んでしまうため、使用するときだけ出して素早くしまいましょう。
また、冷凍保存も可能ですが上記と同じで結露を生じやすくなるため要注意です。
ただし、ホットケーキミックスなど様々なものが混ぜられている場合は、劣化も早まる為、開封後は冷蔵庫に入れて早めの使用がおすすめです。
保存方法を守らないとどうなる?
小麦粉は湿気を吸着しやすい食材です。水分を含むことで作るお菓子に悪影響が出ることもあります。というのもグルテンは水を含んで混ぜると粘りや出てきます。
できるだけふわっとサクッとさせたいときはグルテンを発生させないように注意をするのですが、水分を多く含んでいるとグルテンが出やすくなり食感や膨らみ具合にも影響が出てきます。
また、ダニやカビが発生するリスクもあります。湿度と温度によっては繁殖しやすい環境となってしまううえ、ぱっと見だと繁殖していてもわからない場合もあり、知らずに食べてアレルギーを発症する危険性も。
まとめ
小麦粉はグルテンが多い強力粉が一番劣化しやすい。
どの種類も密封して常温保存が基本で、夏場のみ冷蔵保存もおすすめですが、温度差による結露は要注意。また、ホットケーキミックスなどの混合物は冷蔵保存がおすすめ。
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