レシピを見ているとたまに「切り混ぜる」、「さっくり混ぜる」などという表現を見たことありませんか?
私も初めて見たときはそうだったのですが、これってどう混ぜるんだろう?どれくらいまで混ぜればいいの?どんな意味があるんだろう?とわかりませんよね。
今回はどういう混ぜ方が正しいのか、どういう意味があるのかについて簡単に紹介します。
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混ぜ方の意味
結論から言うと、「切り混ぜる」、「さっくり混ぜる」と書かれているときはあまり混ぜすぎないで欲しい時の表現です。
具体的には混ぜすぎると気泡がつぶれてしまうスポンジケーキや混ぜすぎると固くなってしまうクッキーなどが例として挙げられます。
切り混ぜる方法について
では、実際にどうやって混ぜるのがいいのかを見ていきます。
切り混ぜるときはその名の通りヘラを縦にして生地を切るように混ぜていきます。
言葉で聞くとなかなか難しいのでイラストで説明します。
まずボウルの中に生地があるとします。これをイメージとして4分割してください。
かんたんに説明するとボウルを回しながら①の部分をヘラを縦に入れすくって②に重ねる、②を③に重ねる…という形で切るようにへらを入れる→ボウルを回しながら生地をすくい上げる→隣にそっとかぶせるという流れで混ぜ合わせていきます。
詳しく見るとこんな感じです。
①生地の真ん中にヘラを縦に入れ、ヘラがボウルに当たるまで切ります。
②ヘラがボウルの淵まで来たら、ヘラをそのままボウルに沿わせながら生地をすくうようにボウルを1/4回転させます。
③すくった生地を隣にかぶせるようにして、①からまた繰り返します。
イメージとしてはできるだけ練らないようにするということです。
さっくり混ぜる場合
基本的には切り混ぜる方法とほぼ同じです。
少し違うのはヘラの入れ方です。
切り混ぜる時と違ってさっくり混ぜるときはボウルに沿わせながらヘラを入れます。
①ヘラをボウルに沿わせるように生地に入れます。
②ヘラをボウルに沿わせたまま生地をすくうようにボウルを1/4回転させます。
②すくった生地をそっと隣にかぶせるようにし繰り返します。
混ぜるイメージとしてはできるだけ気泡をつぶさないようにするということです。(泡立てない生地の場合は練らないようにするイメージ)
どれくらいまで混ぜればいい?
さっくりってどれくらい?まだ粉っぽくない?などどのくらいまで混ぜればいいのかが難しいところですよね。
ただ、これは作るお菓子によるかもしれません。
というのもその後の工程でさらに何かを入れて混ぜる場合は完全に均一でなくてもいいこともあります。
基本的には粉類を入れてからこういった混ぜ方をすることが混ぜることが多いので、粉っぽさがなくなるくらい。
メレンゲを入れるときなどは混ぜムラがなくなるくらいと思ってもらえばいいでしょう。
あくまで基本的な話なのでレシピに〇〇くらいまでと指定がある場合はそれに従ってくださいね。
おすすめの道具
最後に余談ですが、普通のヘラだとくぼみがないので、さっくり混ぜるときや切り混ぜるときに生地をすくって混ぜるという作業がやりにくいです。
このすくって混ぜる作業は回数が多くなると結局衝撃が多くなるので仕上がりに影響してきます。
そこで必要になってくるのが効率よくすくうということなのですが普通のヘラだと平べったいので多くの生地をすくうことができません。
私も使っているのですが、下記のようなタイプのヘラはくぼみがついておりスプーンのようにも使えるため上手に混ぜ合わせやすいので非常におすすめです。
料理などにも便利なので1本持っておくと便利です。
混ぜやすいヘラをお探しの方はぜひお試しを!
まとめ
切り混ぜる、さっくり混ぜるというのは生地を練りたくないときや気泡をつぶしたくないときに使う混ぜ方。
基本的にヘラをボウルに沿わせながらボウルを回すことで生地をすくい上げて、かぶせながら混ぜるようにするとうまく混ざりやすくなります。
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