ここ最近電気代やガス代が上がっており、180度のオーブンで30分などずっと稼働させることが多いお菓子作りでは電気代が気になるところですよね。
我が家でもできるだけ節約を心がけるのですが、オーブンの焼き時間だけは削れないのが痛いところ。
今回はオーブンを使ったときの電気代ってどれくらいなの?節約する方法ってある?ということについて見ていきたいと思います。
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電気代は何で決まる?
W(ワット)ってなに?
まず、電気代は何で決まるのかから見ていきます。
結論から言うと消費電力(W)と使用時間で決まります。
よくオーブンやトースターなど家電に1200Wなどと表示があるのはご存じかと思います。
電子レンジの加熱も500Wや600Wなど選べたりもするので比較的なじみのある表記かと思います。
ただ、感覚で分かっても、W(ワット)の意味までは知らない方もいるのではないでしょうか?
簡単に言うと消費電力の大きさを表しており、大きいほど電力を消費します。
ということは少ないW数で加熱すれば消費電力も抑えられる!と思うかもしれませんが、そうとも言えません。
温めるということは熱を発生させます。この効率はW数×時間で求められます。
例えば1000J(ジュールという熱の単位)を発生させたい場合、600Wなら約1.6秒、500Wなら2秒と電力を使う量が減ればその分時間がかかるので結局消費する電力量は同じということになります。
ただ、必要以上に加熱すると火傷の危険だけでなく無駄に電力を消費してしまうので、温めすぎないようにW数と秒数の目安が書いてあります。
どうやって計算する?
ちなみに電化製品に書かれているのは最大の消費電力量が記載されていることが多く、使用するたびにずっとその最大の値が消費されるわけではありません。
そのためオーブンに書かれた数値と使用時間で正しい電気代は求められません。
そのためオーブンで180度30分などの電気代を計算する際に確実な値を求めるのは困難です。(焼く量によって出力が自動で変化しているため)
ただ、最大値やざっくりした値は求められるので簡単に目安を求めてみましょう。
ここからは例として下記のオーブンレンジを使用した場合を考えます。
この機種のオーブンでのヒーター最大消費電力量は1.36kW(公式サイトより)となっています。
ここに自分が契約している電気代(1kwを1時間使ったときの値段)をかければ最大の電気代が出ます。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が、「新電力料金目安単価」として示しているのは1kWhあたり27円(税込)なので今回はこれをかけると…
1.36×27=36.72円(1時間あたり)となります。
ただ、これはあくまで最大これくらいという目安です。実際は設定温度までは最大出力→温度に達したら最低限温度を保てる電力でキープという感じです。
ですので余熱の時に最大出力、生地を入れてしばらくは高出力で一定温度に達した後は保温に必要な電力のみということになります。
ですので180度で30分加熱した場合はおそらく15円前後くらいなのかなと思います。
私がやっている節約術
オーブンで最大に電気を使うのは最初に温度を上げる時ということをご説明しました。
ということは…最初の温度が高ければいいのです。
なので、複数回焼くときはできるだけ間隔を狭くしたり、マドレーヌやフィナンシェなど焼き菓子系は2日に分けて焼かずに1日でまとめて焼けるように仕込んだりすることがあります。(冷凍できる系は特に)
たった20円、30円のために…という方もいるかもしれませんが、10回ほど焼けばバターの値段くらい差が出ると思うと結構インパクトありませんか?(頻繁にお菓子を作る私にとっては結構大きいです)
ぜひ失われる熱量のことを考えてみてくださいね!
使った電気代がわかる機種もある!?
お菓子を作りながら今日どれくらい電気代使ったのかな…と不安になる方!
実は機種によっては使用した際に毎回使った目安の電気代表示されるオーブンレンジも存在しています。
Panasonicからいくつか電気代が出るタイプのオーブンレンジがあるのですが、私のおすすめはNE-BS6Aという機種。
十分な大きさがあり、10分調理や自動メニューなどオーブン以外の機能も充実しています。
また最新機種にしては価格も少し抑え目なタイプなので、そこまで高機能なものはいらないという方はこちらがおすすめです。
ちなみに電気代の表示は設定でオフにできるのでいちいち知りたくないという方もご安心を(笑)
まとめ
オーブンの使用電力はW数(kw)×電気代(kwh)で求められ、180度で30分加熱した場合最大で18円程度。
ただ、常に最高出力ではないので実際はもう少し低いと考えられるので意外と少ないとかb\ンじられる方もいるのでは?
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