一口サイズや大玉サイズなどいろいろなタイプが売られているモッツァレラチーズ。
私も好きでよく買うのですが、チーズの中では少し高めなのでついつい大容量を買いがちです笑
ところでコストコなどで大量に入ったものなどは皆さんどうやって保存していますか?
今回は冷凍する方法別に食感は変わるのか、保存液はどうしたらいいのか?などいろいろと検証してみました。
一般的な冷凍方法
モッツァレラチーズを冷凍する際の一般的な方法としては
①ペーパータオルで水気を拭き取る
②大きいものはお好みの厚さにスライス
③ラップに包んで保存袋で冷凍
という方法のようです。
ポイントとして紹介されることが多かったのは、
「余分な水気を拭き取り、しっかりとラップで包んでから保存する」
「未開封の場合は冷凍ではなく冷蔵保存がおすすめ」という2点。
では、こういった手順を守らなかったらどうなるのか…気になったので試してみました。
検証方法
処理区として以下の区分を用意。
・冷蔵のまま
・未開封のまま保存液ごと冷凍
・開封後に水気を切ってラップに包んで冷凍
・開封後に水気を切らずラップに包んで冷凍
今回使ったのはたまたま近くのスーパーで大玉とひとくちサイズがそろっていたタカナシのモッツァレラチーズを使用しました。
解凍後の食感を見たかったので、3日間冷凍しその後24時間かけて冷蔵庫内で解凍。
それぞれ見た目や生で食べた食感や味について検証しました。
結果
見た目について
まずは解凍した時の見た目の違いを見ていきます。
結論から言うと、ひとくちタイプ、大玉タイプに関係なく、冷凍した方の表面が少しザラザラした感じになりました。
また、それぞれ切ってみると冷凍した物には断面に繊維の模様が現れました。
保存液ごと冷凍したものを開封した際に、保存液もコップに出してみたのですが、冷蔵のものより濁っており、所々に薄いモッツァレラの膜の様なものが浮いている状態でした。
食感について
続いて食感の部分中心に見ていきます。
■ひとくちタイプ
・冷蔵保存
柔らかく弾力があっていつものモッツァレラです(あたりまえ笑)
・未開封のまま保存液ごと冷凍
冷蔵保存より少し硬く、口の中に繊維のようなモッツァレラの皮が残るような印象。
恐らく保存液に浮かんでいたように皮がはがれかかったものが口に残るのではないかと考えられました。
また、冷蔵と比べると少しパサつきを感じました。
・開封後に水気を切ってラップに包んで冷凍
こちらも少し硬くて若干口の中に残る感じで、未開封で保存液ごと冷凍した時と同様の評価でした。
・開封後に水気を切らずラップに包んで冷凍
よく注意点として水気をよく切るようにと書いてあったので、どれだけ違いが出るのか気になっていたのですが、意外にも水気を切ったもの、切らなかったもので大きな違いは感じられませんでした。
冷凍する方法にかかわらず、冷蔵と冷凍という2つで違いが出た感じでした。
■大玉タイプ
続いて大玉タイプも見ていきます。
・冷蔵保存
切った時の感触はぷにっと弾力があり、食べたときに全体的に柔らかさを感じました。
フレッシュなタイプのモッツァレラという感じでそのままでも美味しいです。
・未開封のまま保存液ごと冷凍
切った時の感触は、冷蔵のものより弾力が少し弱く、中心部がちょっと硬い印象。
食べた時も少しだけパサつきが感じられました。
・開封後に水気を切ってラップに包んで冷凍
こちらも保存液ごと冷凍した時と同様に冷蔵よりも固く少しパサつきを感じました。
保存液ごと冷凍したものと比べても特に違いは感じられませんでした。
・開封後に水気を切らずラップに包んで冷凍
ひとくちタイプの結果同様に特に冷凍の方法に関わらず、冷凍したものは全て同じような結果になりました。
焼いた時の状態について
それぞれトースターで少し焼いてみて、伸びや冷めた後の食感を確認してみました。
結果としてはどれも焼いた時に違いは見られず、特に冷蔵のものが優れているという点は感じられませんでした。
考察
結果としてはチーズの大きさや冷凍方法に関わらず、冷蔵・冷凍の2種類で違いがみられました。
共通していたのは「表面のざらつき」、「断面に繊維状の模様」、「食べた時のパサつき」でした。
これは、冷凍庫内の温度は一定ではなく、チーズ内の水分が凍る⇔半解凍を繰り返すため、水分が抜けたり、すができたりして起こったのではないかと考えられます。
まとめ
今回の結果は購入するモッツァレラの種類によっても異なる可能性はありますが、冷蔵で売られている物はできるだけ冷凍せずに食べるのが良いかもしれません。
ただ、焼いて食べる目的であれば冷凍保存でも大丈夫そうという事がわかりました。
美味しく食べれるよう目的に合わせて冷蔵・冷凍を選んで保存してくださいね。
余談)この後2日間くらいは贅沢なモッツァライフを楽しみました(笑)
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